$5の音源が語ること
昨日書いたヘッドフォンつながりで、音楽業界の興味深い記事を目にしたのでお裾分けさせてください。
What Does A Song That Costs $5 Sound Like?に書いてあった、Marencoさんが配信した$5の曲。
当時、再生できるのはプレステ3のみ。そして曲は1曲$5でアルバムは$50。
これだけ見ると、明らかにビジネスとして成り立つのか?!と疑問に思ってしまうところですが、フタを開けてみれば、なんとダウンロード殺到。
そして、驚く事にお客様は、価格を下げる事よりも、コンテンツを増やす事を希望したそうなんです。
もちろん配信されているのは、DSD(Dilect Stream Digital)というスーパーオーディオCDでのみ使用されていたフォーマットで、音質は最高。
現在、そしてこれからは多くの機材等で聴けるようになっていくそうですが、
この“価格よりもコンテンツを”というお客様の声が語るのは、
値段も大事だけど、もっといいものに触れたいという欲求のような気がしました。
確かに、買えるか買えないか、で購入動機が変わるのも事実ですし、買いたくても買えない状況もあると思います。
しかし、人って好きな事にはお金を使いたい生き物のような気がしますし、
どの分野にも、ホンモノを求める、クオリティーを求める人々はいるんだなあ、ということを改めて実感しました。
それぞれの生活の中で、出来る限り高いクオリティーのものに触れる生活って、いいですよね。
それにしてもこの音、どんな風に聞こえるのでしょうね。
一度聴いてみたいものです。