実際に遊べる民芸品 松本てまり
小さい頃、何して遊んでました?
そして、自分たちの子供や、これから生まれてくる子供たちに遊んで欲しい遊びって、何ですか?
今回は、いつもとちょっと指向が異なる、遊びのお話。
遊び、っていうより、遊び道具、ですかね。
写真は、松本てまり です。
キレイ。
僕の地元の長野県松本市には、たくさんの民芸品があります。
松本民芸家具とかって、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
その民芸品の一つが松本てまりなんですが、てまりという名の通り、手でてまりを打ち上げて、それを落とさないようにする遊びに使う まり です。
昔は遊び道具としてあったそうなんですが、現在は民芸品としてお土産や飾り用として売られることが多く、大きさもソフトボールぐらいで、僕自身も手まりで遊んだ事はありません。
僕だけじゃなく、僕の世代の多くの人たちも。
学校の何かの授業とかでも、あんまり触ったことってなかったんです。
でも、その松本手まりを、小さいお子さん達が実際に遊べる道具とて復活させよう、って動きがあり、そのサンプルとして出来た作品を、市内の村山人形店さんに行って見せてもらってきました。で、そのサンプルが上の写真の3点。
サイズは、ピンポン球を一回り大きくしたぐらい。
だから、ビジュアルやサイズ感が可愛いんですよ。
カワイイ、ってよりも、可愛いって感じです。
伝わりますかね? 今時のカワイさではなく、昔懐かしいような可愛さ、です。
触ると、ちょっとふんわりした感じで、中に入っている鈴がリンリンなります。
それもまた可愛いです。
見ていただいても分かるように手が込んだ作りのため、
実際の量産までにはもう少し時間が必要とのこと。
量産が進んだら、また改めてご紹介させていただければと思っています。
近代ではなかなか目にする事が難しくなった伝統工芸の良さを、
まだ見た事のない方々へ伝えるきっかけになればいいですよね。